『書の愉しみ(5)』・・・書の鑑賞

書道の展覧会は難しいとよく言われます。

①字をくずしているので何を書いているのか分からない。

②漢文・漢詩が読めない。

③大きな展覧会では、大作・多字数の作品が多いので圧倒されて疲れる。

からです。

そこで、書の鑑賞方法について考えてみます。

1)文字を書いていますので、まずは内容を味わいます。読めたり、知っている言葉や詩、または、展示されている釈文や説明を見て、じっくりと味わいましょう。

2)全体の雰囲気を味わう。 作品から受ける印象(力強い、やさしい、暖かい、おおらか等)・好き嫌いを味わうために作品に正対して、作者の気持ちや人柄を感じる。

3)ディテールを観察する。 字のくずし方の妙を楽しむ、また、線質の美しさ面白さを感じる。

4)自分が選ぶベスト3を決める。 内容でも雰囲気でもいいので、自分が選んだベスト3の作品決めてその理由を考えて楽しむ。

書道展に行かれたら試してみましょう。

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