145 假途滅虢(カトメツカク)踐土會盟(センドカイメイ)
【書き下し】途(みち)を仮(かり)て虢(かく)を滅ぼし、踐土に會盟す。
【現代語訳】晋は虞(ぐ)の道を借りて領土を通過し虢(かく)の国を滅ぼし、その帰路虞も滅ぼした。その子文公は諸侯を集め盟約を結ばせた。
147 何遵約法(カジュンヤクホウ)韓弊煩刑(カンヘイハンケイ)
【書き下し】何(か)は約法(やくほう)に遵(したが)い、韓は煩刑(はんけい)に弊(やぶ)る。
【現代語訳】漢の蕭何(しょうか)は秦を破った時、簡素な法律を施行した。 これに対し韓の韓非子は煩わしい刑法を施行したため民心が離れ国が滅びた。
149 起翦頗牧(キセンハボク)用軍最精(ヨウグンサイセイ)
【書き下し】起翦頗牧(きせんはぼく)は、軍を用いること最も精し
【現代語訳】秦の名将白起と王翦(おうせん)、廉頗(れんぱ)と李牧(りぼく)の四将は軍を率いるに最も精通した武将の代表的な者だ。