【三十一文字のこころ】<10> おしなべて物を思はぬ人にさへ 心をつくる秋の初風(西行)

おしなべて物を思はぬ人にさへ 心をつくる秋の初風(西行)
【読み】 おしなべて ものをおもはぬ ひとにさへ こころをつくる あきのはつかぜ
【歌意】 総じて、物思いなどしない人にまでも、物思いの心を引きおきさせる秋の初風であることよ

秋の風情と一体となって生きる西行法師の生活が偲ばれる歌である。

カテゴリー: 三十一文字のこころ, 名言・名句集, 和歌(やまとうた) パーマリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください