本年最後の創作教室
上段、NHK文化センター神戸
下段、NHK文化センター梅田
お題は『烟霞絢爛)
菜根譚前集196より
日既暮、而猶烟霞絢爛。
歳将晩、而更橙橘芳馨。
故末路晩年、君子更宜精神百倍。
「菜根譚前集196」
【読み】
日既に暮れて、しかもなお烟霞絢爛たり。
歳まさに晩(く)れんとして、しかも更に橙橘(とうきつ)芳香たり。
故に末路晩年は、君子更に宜しく精神百倍すべし。
【意味】
日がすでに暮れても、なお夕映えは美しく輝いているし、
歳の暮れに当たっても、橙橘のたぐいは一段とよい香りを放っているではないか。
そこで、晩年にさいしては、
君子たるもの、一段と精神を振るい立たせて絢爛と生きようではないか。

