31 遐邇壹體(カジイツタイ) 率賓歸王(ソツビンキオウ)
【書き下し】とおきもちかきもちをひとつにし、そつびんおうにしたがう。
【現代語訳】遠き近きも諸国が一体となり、地の果ての人々までも王に従う。
33 鳴鳳在樹(メイホウザイジュ) 白駒食場(ハククショクジョウ)
【書き下し】鳳(おおとり)は樹にあって鳴き、白駒(しろこま)は場(にわ)に食(は)む。
【現代語訳】天下治まり名君がいる時は鳳凰(ほうおう)が樹で鳴き、王に意見を求めに来た賢者の白馬は草を食む。
35 化被草木(ガヒソウボク) 賴及萬方(ライキュウバンポウ) 【
【書き下し】化(か)は草木をも被(おおい)、頼(らい)は萬方(ばんぽう)におよぶ。
ばんぽうにおよぶ。
【現代語訳】名君の徳化は草や木まで及ぶ。民の幸いは国々に満ちる。